本レビュー「好き」を言語化させる技術!読書感想文が書けるようになりました。

自己研鑽

今回は三宅香帆(みやけかほ)さんの著書、『「好き」を言語化させる技術』をレビューしていきます。

PIVOT公式チャンネルに登場したのをきっかけに三宅香帆さんのことを知りました。

PIVOT登場時の動画のタイトルが『語彙力ゼロでも感動を伝えるコツ】好きを言語化する技術』だったので、まさに「あ!僕のことだ!」と思い思わず動画をクリックしました。

その動画があまりにも面白く、わかりやすかったのでもっと詳しく知りたいと思い本を購入しました。

自分が共感したところと印象的だったところを中心に紹介していきます。

『「好き」を言語化させる技術』レビュー

この本を読んで学んだことは以下の2つです。

  • 言語化とは細分化させること
  • 自分の言葉で話すこと、意見は人それぞれ
  • 面白いと思うのは共感と驚きがあるから

一つずつ解説していきます。

言語化とは細分化させること

まずは言語化に必要なのは語彙力ではなく細分化させることと言うことを紹介します。

地獄の読書感想文

この本は『自分の推しの素晴らしさを語る技術』を身につけられる本ですが、僕に推しはいません。笑

特に好きな芸能人もいないし、推しているアニメキャラもいません。

ただ、この本の序盤に『夏休みの読書感想文』について言及されており、ものすごく共感したので一気に引き込まれました。

私は読書感想文が死ぬほど嫌いでした。なぜなら、本を読んでも「面白かった」くらいのことしか書けなかったからです。感想を考える時間が苦痛でしかありませんでした。

それを作文用紙4〜5枚書けとか不可能じゃないですか?

なので、僕が取った行動は『本の内容をそのまま写して最後に一言だけ感想を入れる』と言う方法です。

だから毎年薄い本借りてました。笑

ただの写経(笑)

しかも、夏休みが明けて提出したとしても別に答え合わせがないし、採点もされないのでそりゃ伸びませんよね。個人的に無駄な宿題No. 1でした。

細分化させれば無限に言葉は出てくる

本書で最初に学んだことは『細分化させれば無限に書くことは浮かぶ』ということです。

例えば、「面白かった」のであれば、どこが面白かったのか?なぜ面白かったのか?どんな感情が湧いたのか?

「悲しい気持ちになった」のであれば、なぜ悲しくなったのか?どんな風に悲しくなったのかと自分に照らし合わせながらいくらでも、今なら書けると思いました。

他にも疑問に思ったことや、不快だったこと、自分の感情を拾い上げればそれについて『なぜ?』を重ねることによって無限にかけるなとも思いました。

それが小学生のときにできたのかは別として

次の見出しでも紹介しますが、感想は自分が思ったことを正直に書けるという自由さがあるので今なら「この本を選んだ理由は薄くて読みやすかったから」とも書けます。

自分の言葉で話すこと

自分の言葉で話すことの重要性を解説します。

他人の意見を見てしまうと引っ張られてしまう

自分で話すことの重要性について紹介します。

SNSやX、ブログや本なんでもそうですが、この投稿について感想を言いたい時に、「良い表現があるのではないか?」と考えますよね?

その時に他の投稿を見てヒントをもらいにいってしまっていませんか?

実はこれは超NGです。

他人の投稿を見てしまうと、その後自分の言葉で投稿しようとしてもどうしても参考にした投稿に引っ張られてしまうからです。

もしくはこの人の感想はしっかりしているなと思い、自分が投稿をするのをやめてしまうケースもあります。

なので、まずは誰の意見も参考にせずに自分の言葉でまとめることが大事です。

この記事も何も見ずに勢いよく書いています!

意見は人それぞれなので気にしない

本書では感想とは自分の妄想で良いと書いてありました。

なので「〜だと思った」「〜かもしれない」というような表現は使う必要はありません。

他の人とは意見が違うという前提で書いてしまいましょう。

自分はこう感じたのだから全て言い切ってしまっていいんです。

当然ですが、誹謗中傷もOK!なんてことにはなりません。

人を傷つけては当然いけませんし、作品にダメ出しもNGです。

自分に正直に自由に書いていいとわかると、思いっきり書けると感じますよね。

面白いと思うのは共感と驚きがあるから

自分が面白いと思った投稿や動画はなぜそう思ったのか考えたことがありますか?

共感と驚きがあると人は面白いと感じる

本書では人が面白いと感じる本質について述べています。

特にこの記事を読んでいて、「あ!自分のことだ!」って思ったら読んでしまいますよね。

まさにこの本を買ってしまった理由がこれです。

なので自分で記事を書く上で大事なのはいかに、共感を得られるかが重要だと認識しました。

なぜフット後藤のツッコミは面白いのか?

いきなり本の内容とは関係なくなりますが、この章を読んでいるときに、頭の中に浮かんだのは『フットボールアワーの後藤さんのツッコミ』です。

私は『フットボールアワー後藤さん』の例えツッコミが大好きです。

このツッコミは確実に芸人の中でも上位に食い込むと思いますが、なぜそんなに笑えるのか考えたことがありますか?

私が思うに『意外性と共感』からきているのではないかと思います。

意外性というのは、言い換えるとギャップです。

例えば後藤さんの代表格

「高低差ありすぎて耳キーンってなるわ!」
共通点肺呼吸だけやん!

これらは対比を全く違う別のものにも例えられた意外性と「確かにそうだ!」と思わせる共感力が発動しているんです。

これらが例えツッコミの面白さです。

最後に

この本の本領発揮は『推しの素晴らしさを伝える技術』を身につけることです。

その点で言うと私は一部分しかこの本の情報を使いこなせていないのかもしれません。

レビューは本当に苦手で一生書くこともないだろうなと思っていましたが、自由に書けるというのがこんなに楽しいことだと気づいた時点で買ってよかったと思っています。

なんにせよ、書くことの楽しさを知った私はあとは技術がどんどん身につくだけです。

明日のXの投稿やブログの記事、書くことの楽しさを実感させてくれる本でした。

ライター初級〜中級くらいの人にオススメの本です!

コメント

タイトルとURLをコピーしました