イップスとあがり症を克服した話【実体験】

自己研鑽

人前でやたらと緊張してしまう」「大事な場面で実力を発揮したい!」そう思ってる人はたくさんいると思います。

大人数を前にして堂々と話したり、スポーツの試合の大事な場面で実力が発揮できたらめっちゃかっこいいですよね。

今回の記事は瞑想やジャーナリングによって、実際に私のメンタルが大きく変化したエピソードをご紹介します。

大事な場面で活躍できるメンタルが欲しいと悩んでいる方は必見なのでぜひ最後までお付き合いください!

瞑想とジャーナリングで自分自身を変えた話

『あがり症』と『イップス』持ちだった私が瞑想とジャーナリングによって克服したエピソードをご紹介します。

あがり症の克服

私はもともとあがり症で人前で話すのが大の苦手でした。

いくら準備しても、人前で話すとテンパリすぎて、早口になるし思いついたことをポンポン口に出してしまうので、脈絡がなくなり説明がとにかく下手でした。

とにかくこのあがり症をなくして自分に自信を持ちたいと思った時に始めたのが、ジャーナリングです。

詳しい説明は端折りますが、ジャーナリングは日記とは違い自己理解を深めるためのツールです。

ジャーナリングでは以下のことを自分に問いかけ、根底にあるもの見つけ出すのに役立ちました。

  • 自分がどんな時にテンパってしまうのか?
  • なぜ自分は人前で話すと慌ててしまうのか?
  • 今まで落ち着いて話せた時はどんな時か?

その『なぜ?』を深掘りしていくと、自分がなぜ焦ってしまうのか原因がわかるようになるんです。

例えば、私の場合は「人前で話したときにセリフが飛んだらどうしよう?」「幼稚な文章だと思われたらどうしよう?」「失敗して笑われたくない」と心の中に不安があるということがわかりました。

その不安はどうしたら解消できるのか?」を考えた時に自分なりの対処法は以下の通りでした。

  • 例え文章が幼稚だったとしても、堂々と話す姿はかっこいい
  • 散々練習したんだから本番ではうまくいく
  • 自分は相手を笑わせようと思った時はハキハキと話せる
  • 緊張するといつもより良いパフォーマンスが出る(と思い込む)

これはあくまで僕の対処法です!
もし同じ悩みを抱えている人がいたら、自分なりの答えを見つけてみてね!

自己理解をした上で練習を行った結果、私は結婚式での友人代表のスピーチを丸暗記して5分間堂々と喋り切ることができました。

その時は足がものすごい震えていましたが、緊張をプラスに捉えていた私は慌てることもなく、対処できました。

スピーチ後は友人の両親や親戚、新婦の友人からも絶賛されとても良い思い出になりました。

イップスの克服

ジャーナリングと瞑想によってテニスの大会で優勝するまでに成長したエピソードをご紹介ます。

戦績は横浜市某区で優勝、埼玉市の某クラスで優勝など、草トーを含めると1年で優勝回数は2桁ほどあります。

ジャーナリングによるイップスの克服

私は小学生の頃からテニスをしており、全国に出場するほどでした。

中学に上がり関東大会までは確実と言われておりましたが、引退試合の少し前からイップスが発症し、県大会で敗退。

社会人になってからテニスを再開するも、試合では全く体が動きませんでした。

ボールを打とうとしても、「思いっきりラケットを振り抜きたくても体が硬直する」「いくら練習しても試合では悪いイメージしか見えなくなる」そんな状態が数年続きます。

傷つくし、周りからもガッカリされるので、もう大会に出るのもやめようかなと悩んでいました。

イップスを経験したことがある人ならわかると思いますが、周りからは「イップスなんてただの言い訳だろ」と思われるので相談できないのもまたしんどいんですよね。悲

このイップスを克服するために行ったのがテニス日記です。

これがジャーナリングと同じ効果があったのだと私は思います。

テニス日記に書いたのは以下の通りです。

良かった点よりも悪かった点をとにかく深掘りしていきました。

比率的には良かった点:悪かった点=3割:7割くらいです。

例えば、今日はアウトのミスが多かったとしましょう。

それに対して、なぜ?と問いかけます。

すると、「テイクバックが大きすぎたから」「膝が曲がっていなかったのでラケットの起動が下から上へのスイングになってしまった」などの原因を洗い出します。

それについてミスの対策をしますが対策についても注意が必要です。

例えば「膝は曲げなければいけない」という対策をとってしまうと自分の体に意識がいってしまうので、足が止まります。

対処法は「膝は曲げなければいけない」ではなく、「目線を下げる」といった結果的に膝を曲げることにつながるような対処法にすることです。

自分が行った対処法を紹介します。

  • ラケットは振り切らなければいけない」→「振り抜きやすいポジションに素早く入る
  • ボレーはラケットをあげて待つ」    →「守備する場所を明確にする
  • サーブは脱力を意識する」 →「サーブは遠心力を感じる
  • ターンするときは反対の手を意識」. →「横を向いた景色でボールを見る

体のことではなく外部を意識することが重要です。

そういった自分なりの対処法があればあるほど、試合でミスをしても慌てずに済むようになります。

結果的にミスをしても修正できるという自信から、試合では思いっきりラケットを振れるように変化しました。

当然ですが、これらは一回で治るわけがありません。

試行錯誤し自分だけのミス対処法ノートを作り出すことが重要です。

瞑想での集中力の向上

もう一つ試合で勝てるようになった要因として、瞑想の効果を実感しております。

試合でラケットを振れるようになった。でもそれだけでは勝つことは難しく、ましてや優勝することは不可能です。

優勝というのはその大会で全て勝つことです。

優勝できない人の特徴として「2位でもいいや」「いい試合ができればいいや」と妥協するような思考があります。

これは、心の弱さではなく、集中力が切れたが故の諦めです。

私は毎朝の瞑想を習慣にしていますが、たった5分程度でもかなり効果は実感しております。

具体的にどうなったかというと

  • もう諦めてもいいかなという感情がなくなった
  • 手を抜いたショットが減った
  • 格上に対する勝ちびびりがなくなった

これにより決勝まで進んだ大会や、競った試合でも勝ち切ることができるようになったと思います。

以上が私に起こった変化になります。

なぜ人は慌てるのか?

ここからはなぜ人は慌てるのか自分なりの答えを解説します。

慌てることに良いこと何一つありません。他人から見て面白いくらいです。

慌てる要因は準備不足にある

基本的に慌てる要因は異常時にあります

異常時の対策を可能な限り考えるほど、慌てることはないのです。

スピーチの時は細かいところまでイメージし何度も本番を想定して練習しました。

  • 手の位置や喋り方の配慮
  • マイク越しに見えるであろう景色
  • かっこいいスピーチというのはどうゆうものなのか

そうすると、本番で「こうゆう時ってこれでいいんだっけ?」という小さな不安がなくなります。

この小さな不安が積み重なることによって、慌ててしまうんですね。

テニスに関しても同じで『ミスへの対処』のパターンがあればあるほど焦らなくなるものです。

テニスの試合でもう1つ考えるとしたら、試合中に何をするかを決めておくことです。

例えば私の場合だと最初はとりあえず、相手のバックハンドに集めようなどです。

人は迷うと体の反応が遅れ結果的にミスをしがちです。

やることが明確なのであれば人は慌てることはないんです!

緊張することは悪いことではない

よく緊張を味方にしろ」という言葉を耳にしたことがあると思いますが、そんなんできたらとっくにやってるわって思いますよね。

緊張というのは「おさまれ!」と思うほど強くなるものです。

ミスしてはいけない」と思うほどミスをしやすくなるのと同じですね。

こんな話を聞いたことがあります。

緊張を味方につける具体例

タンデムスカイダイビング
1人は初心者、もう1人はインストラクターの2人1組で行うスカイダイビングのことです。

この時のインストラクターはかなり緊張状態にあると言います。
初心者の命を背負っていると考えると当然ですよね。

ではこの時にインストラクターはどう考えているのでしょうか?
それは「緊張はすればするほど良いパフォーマンスができる」と考えています。

これは思い込みでもなんでもなくて、緊張すると心臓が激しくなり、通常よりも心臓が脳に酸素を送ってくれると理解しているからです。

人は良いパフォーマンスをしようとすればするほど、緊張するものです。

なので私の場合は、試合前や大事な場時の前に「もっと緊張しろ!これで良いパフォーマンスができる」と自分に言いきかせていました。

この考え方が「緊張を味方につける」ということだと私は思います。

最後に

だいぶテニスのエピソードが長めになってしまいましたが、マインドフルネスは効果があると実感したエピソードを紹介しました。

もし、同じような悩みがある人はぜひ挑戦してみてください。

最後にもう一つ「治らないことはない」です。

今回の克服を通して、人間なら絶対になんとかできるということもわかりました。

この記事を読んで少しでも自信を持てたという方がいたら嬉しいです。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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