願えば願うほど夢が叶うと言われる『アファメーション』
「うまくやれば本当に効果があるのではないか?」って思ったことありませんか?
私はアファメーションを以前行っていた時に違和感を感じました。
私の答えは「アファメーションはただの努力ができない人のための現実逃避」です。
この記事では『アファメーションはやるべきではない理由』と『本当に目標を達成させるためにやるべきこと』を紹介しています。
ぜひ最後まで読んでてみてください!
間違ったアファメーションは逆効果
あなたはアファメーションを行う際に「成功した姿」「理想の自分」などを想像していませんか?
実際、このやり方はやる気をなくすものだと私は思っています。
実体験をもとにご紹介します。
アファメーション後はモチベーションが下がる
私はアファメーションを毎朝のルーティーンとして行っていました。
大体アファメーションというのは1ヶ月すぎた頃から効果を実感し始めると体験者は話しています。
しかし、私の場合は1ヶ月たっても全く効果を実感できないどころか、朝からやけに気分が下がるとさえ感じるようになりました。
私は朝起きたら優先順位の高い仕事にすぐ取り掛かっていたのですが、アファメーションを行うようになってから、苦になっている事に気づきアファメーションをルーティーンから外しました。
アファメーションが効果がないと言われる科学的根拠
アファメーションの効果を疑い調べてみると、メンタリストDaiGoさんの「ポジティブな自己暗示はむしろ逆効果」という動画を発見!
論文を要約してくれていたので、それらの一部を説明します。
アファメーションというのは自己暗示によって、自己肯定感と行動力を高めようというものですが、報告によると効果は真逆のものでした。
まとめると理想を想像すればするほど、欲しいものは手に入らなくなるし、自分自身のパフォーマンスも下がるという事です。
参考論文
- Positive Self-Statements Power for Some, Peril for Others Joanne V. Wood, W.Q. Elaine Perunovic, John W. Lee https://journals.sagepub.com/doi/10.1111/j.1467-9280.2009.02370.x
- Positive fantasies about idealized futures sap energy https://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S002210311100031X
脳は現実と理想の区別ができていない
人間の脳というのは、「現実と理想」の区別がついていないんです。
頭の中で「俺は成功している!理想を叶えた!」考えてしまうと、目的を達成したと勘違いしてしまい、脳がリラックス(モチベの低下)してしまいます。
私の中で思う典型的な例が『スポーツの試合』です。
圧倒的に勝っている試合は必ず勝ちを確信しますよね?その時生まれる感情が油断です。
油断するというのはリラックス状態に陥ること、試合の勝敗が決まっていないにも関わらず手を抜いてしまうことです。
仮にここで対戦相手がまだ諦めていなかった場合、必ずと言っていいほど追い上げが起きます。
これが油断の正体です!
本当のアファメーションの効果的なやり方を解説
「アファメーションって効果ないって言ったじゃん!」って言われると思いますが聞いてください。笑
アファメーションにより夢を叶えた有名人
実際にアファメーションを活用して夢を叶えた人は海外でも日本でもたくさんいます。
サッカー選手の本田選手や長友選手も行っており、特に長友選手は「感謝が一番大切、辛いことや環境にも全て感謝することが大事」と話しています。
ボクシングの村田選手が「オリンピックで金メダルを取りましたありがとうございます」と書いた紙を冷蔵庫に貼っていたのは有名な話です。
参考:国際メンタルイノベーション協会「vol.15村田諒太と潜在意識【人生を好転させる潜在意識の活用法】」
海外ではマクドナルドの創業者レイクロックなどが有名です!
イメージするべきは結果ではなく行動
なぜ上記のような成功者がいるのか?
私は『成功にフォーカス』したのではなく、『行動にフォーカス』したからだと思います。
こうする事によって、練習に手を抜くという行為せずに、金メダル受賞者としての王者の習慣を継続できるわけです。
憧れの人みたいになりたいと思っても同様です。
憧れのモデルみたいになりたいと思うのであれば、その人に成り切るのではなく、その人と自分の行動のギャップを埋めるような生活習慣をするようにしましょう。
アファメーションの科学的根拠
アファメーションはスピリチュアル的な話ではなく、以下の4つの科学的効果が働いていると言われています。
①『RAS(ラス)効果』
脳は必要な情報と不要な情報を無意識に取捨選択を行っており、良くも悪くも思考をしたもの引き寄せ現実にします。
- 『ポジティブや良いイメージ』→『良い情報を集め、良い現実を引き寄せる』
- 『ネガティブ』『なりたくない未来』→『ネガティブになり、実際にそうなってしまう』
参考:オハコ「【 RAS(ラス)効果 】~夢を実現させましょう~」
②『プラシーボ効果(偽薬効果)』
医療や心理療法においてよく聞く言葉ですね。
プラシーボ効果は、被験者の期待や信念によって引き起こります。
例えば、ある研究において、頭痛を持つ被験者に対して、偽の薬を与えると、約30%の被験者が頭痛が治まったと報告しています。
プラシーボ効果は、医療や心理療法において、実際に治療効果がある場合に比べ、より効果が弱いとされていますがそれでも一定の効果があるとされています。
これは夢を叶える上でも同様で、「自分にはできる」という思い込みが成功へと導いてくれていると考えられます。
参考:Answers「プラセボ効果(プラシーボ効果)」
③『ピグマリオン効果』
教育心理学の用語で、米国の教育心理学者ロバート・ローゼンタールによって提唱され、「教師期待効果」「ローゼンタール効果」とも呼ばれます。
たとえば、上司が部下に「期待しているからね」と声をかけることで、その部下が実力以上の成績を出した場合、効果が現れていると言えます。
ピグマリオン効果は、子育てや教育分野の他、企業での人材育成の面でも有効であることが認知されつつあります。
参考:グローボス経営大学院「ピグマリオン効果」
④言霊の力(少しだけスピリチュアルな話)
夢を叶えるときに声に出すと実現しやすいと言われています。
言葉は生き物で魂が宿り、目に見えない生き物になり、人の頭の中に残り影響します。
言葉に影響されたことってありませんか?
アファメーションが意味がないのは自己肯定感が原因
アファメーションを行う上で、実は自己肯定感が高くなければならないのです。
自肯定感と行動力は直結するということを説明します。
不安や悩みがあると能力が下がる
まずは自己肯定感だ低いと行動や知能指数が低くなるいうことを説明します。
お金の不安、貧しい家で育った家庭は成功しにくいと言われていますが、その理由はお金に困ると自己肯定感が下がることにあります。
お金に対する悩みがあると、脳の一部がお金のことについてずっと考えてしまうからですね。
パソコンでずっと余計な処理をしてるイメージですね。
過去に目を向けるセルフファームで自己肯定感を上げる
過去の経験から自己肯定感やモチベーションを上げるセルフファームについて紹介します。
注意して欲しいのが、アファメーションは自分を奮い立たせるために未来に目を向けますが、セルフファームは過去の体験からモチベーションを上げる方法です。
コロンビア大学ではセルフファームの実験がいくつか行われており、『学業成果の向上』『ストレス下でのパフォーマンスの向上』などが報告されています。
参考論文:The Psychology of the Affirmed Learner
参考論文:Self-Affirmation Improves Problem-Solving under Stress
どんなに小さなことでも大丈夫!
とにかく気持ちが上向きになるようなことを考えよう
最後に
アファメーションってやり方を間違えると諸刃の剣だと思いませんか?
今回紹介した内容を参考にしてうまく活用してみてください。
最後まで読んでいただきありがとうございました!
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