たくろうがなぜ面白いのか?挙動不審漫才のスタイルを解説

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たくろうがなぜ面白いのか?挙動不審漫才のスタイルを解説 プロフィール・学歴・家族
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M-1グランプリ2025で優勝したたくろうを見て、「なんか笑えるけど、何がどう面白いのか言葉にできない」と感じた人は多いはず。

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テンポよく突っ込む王道スタイルとは明らかに違う。でも気づいたら笑っている。この記事では、たくろうの漫才がなぜ面白いのか、そのスタイルの特徴を整理します。


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たくろうの漫才スタイルの基本

たくろうの漫才は、一言で言うと「挙動不審漫才」と呼ばれるスタイルです。

赤木さんがコミュニケーション不全に陥り、支離滅裂なことを口走る。それに対してきむらバンドさんが怒鳴るでも否定するでもなく、「お前、すごいな」「そうきたか」と受け入れる。会話が成立していないのに、不思議と温かい空気が流れる、という構造です。

「ツッコミがいない」という革新性

通常の漫才は、ボケの発言をツッコミが「なんでやねん!」と訂正することで笑いが生まれます。

たくろうはこの構造を意図的に外しています。きむらバンドさんがキャラクターに完全に入り込むことで、ツッコミを入れるべき立場が消滅する。審査員の博多大吉さんが「ミルクボーイ以来の大発明」と評したのも、この点についてでした。

M-1での具体的なネタ内容

ファーストラウンドのネタは、きむらバンドさんが「リングアナをやってみたい」と言い出し、赤木さんがそれに巻き込まれる形で展開するもの。最終決戦では、ビバリーヒルズの住人設定でのやり取りが披露されました。

きむらさんが特定のキャラクターとして動くため、ツッコミを入れる文脈が成立しない。赤木さんの挙動不審な言動も「キャラクターに乗せられた結果」として機能する、という構造です。


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審査員はどこを評価したのか

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M-1の最終決戦では審査員9人中8票を獲得しての優勝でした。

審査員からは「その場で会話が生まれているような臨場感がある」「決められたセリフをなぞるのではなく、空気を読みながら進む構成がライブの舞台で強みになった」といったコメントが出ていました。

ミルクボーイ・駒場さんのコメントが特に注目を集めました。

今回のは、挙動不審にさせられているから、挙動不審になる意味があった。今までも挙動不審ではあったけど、勝手に挙動不審だった。でも今回のはきむらバンドの変な誘いに乗せられて挙動不審になっている

という分析は、たくろうの漫才の進化を的確に言語化したものとして話題になりました。


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「面白くない」と感じる人がいる理由

たくろうの漫才は、視聴者の反応が分かれやすいスタイルでもあります。

声量が控えめで間を多く取る構成のため、「展開が遅い」「盛り上がりどころがわからない」と感じる人がいます。きむらバンドさんのツッコミも柔らかく穏やかなため、強烈な突っ込みに慣れた視聴者には「締まりがない」と映ることも。

ただこれは好みの問題でもあり、芝居的な空気の積み重ねで笑いを作るスタイルとして、劇場を長年のホームにしてきたたくろうならではのアプローチでもあります。


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なぜ今のタイミングで優勝できたのか

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ミルクボーイ・駒場さんの分析にもあったように、今回のM-1で披露したネタは「勝手に挙動不審」だった従来のスタイルから、「きむらバンドに誘導されて挙動不審になる」という構造への進化がありました。

赤木さんの言動に必然性が生まれたことで、笑いの納得感が増した。

これが審査員の高い評価につながったと見られています。

7年間準決勝止まりが続いた時期も、「絶対にバイトはしない」という姿勢でネタ作りを続けた結果が、この構造の洗練につながっています。


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まとめ

たくろうの漫才が面白い理由を整理するとこうなります。

ポイント内容
スタイル挙動不審漫才(ツッコミを構造的に消す)
赤木の役割きむらに誘導されて挙動不審になるボケ
きむらの役割キャラに入り込み、ツッコミをしない
笑いの生まれ方会話のズレと、それを受け入れる温かい空気
M1での進化「勝手に挙動不審」から「誘導されて挙動不審」へ

「なんか笑えるけど説明しにくい」と感じるのは、従来の漫才の文法とは異なる構造で笑いを作っているからです。

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