国会で玉木雄一郎代表の「お米は一年たったら動物の餌になる」という発言が炎上しました。

気になっている人もいるのではないでしょうか?
今回は『古いお米の用途』と『発言の意図』を深掘りしていきます!
動物のエサになる備蓄米(古いお米)は一部
日本には食料安全保障の観点から、政府がお米を備蓄する制度があり、備蓄米は毎年入れ替えられ、古い米から順に市場に出回ります。

備蓄期間は通常1年程度で、新しい米と入れ替えられてます!
古いお米の行方
備蓄期間を過ぎた古米の一部は家畜飼料や加工用(みりん、せんべい等)に回されます。
つまり、『すべてが動物の餌になる』わけではないんですね。
実際の用途は以下のように分かれます。
- 学校給食や福祉施設向け(安価で提供)
- 加工食品原料(せんべい、日本酒など)
- 非常食・備蓄食(アルファ米など)
- 飼料用(家畜の餌)
- 海外援助(食糧難の国への支援)
政府備蓄米の内訳(令和3年度)
農林水産省のデータにより
- 約60%が一般市場・学校給食などへ
- 約25%が加工用
- 約15%が飼料用・その他
「すべてが飼料になる」わけではなく、むしろ大部分は人の食料として有効活用されています。
一年経ったら動物の餌(エサ)の発言の流れは?
5月28日に国会で備蓄米をめぐった討論がきっかけです。
小泉農水大臣はコメ高騰対策で備蓄米を2000円台で店頭に並べる政策を行う予定
この政策に対し、玉木代表が

一年たったら動物のエサになるものを安く売るのは当然できる。
しかし、一般の方の感覚はササニシキやコシヒカリをリーズナブルな価格で購入したいというのがニーズ
と発言します。
確かに、『動物のエサ』という表現だけを切り取ると不謹慎だったかもしれません。
しかし、玉木代表は「古いものを安く売るのではなく、質が良いものをリーズナブルな価格にするべき」と消費者の為の発言もしています。

一方的に玉木代表が叩かれるのも違うんじゃないかな?
玉木代表は何が言いたかったのか?
結局のところ、玉木代表は何が聞きたかったのか?ということを自身のXで投稿しています。
今日の農水委員会質疑での私の「備蓄米は1年で家畜のエサ米になる」との発言について誤解があるようなので補足します。… pic.twitter.com/DyCTJiYD4d
— 玉木雄一郎(国民民主党) (@tamakiyuichiro) May 28, 2025
要約すると以下のとおりです。
- ササニシキやコシヒカリなどの値段をもっと手頃な水準にするべき
- 備蓄米を放出するだけでは一時的な解決になっても根本的な問題の解決にはならない
- 石破総理の発言した3,000円台の実現は難しいのではないか

今まで備蓄米を当てていた飼料用がどうなるのかも気になりますね。
米に関係する動向は今後もかなり気になります。
コメント