なぜXはTシャツや帽子のグッズを販売したのか?理由を5つ考えてみた

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2024年11月5日、Xが公式オンラインストアを開設しTシャツと帽子などのグッズを販売し始めました。

以前は『Twitter』として知られた『X』ですが、ブランドを再構築する中で、なぜファッションアイテムを発売するに至ったのでしょうか?

この記事では、XがTシャツ販売に込めた意図や背景について5つの視点から解説し、その狙いを深掘りしていきます。

XがTシャツを販売する理由

IT Media NEWS:X、Tシャツを発売 公式オンラインストア開設

Xのグッズ展開には単なる売上だけでなく、ブランド戦略やユーザーエンゲージメント向上など、多面的な狙いがあると考えられます。

XがTシャツや帽子を販売する理由は以下があげられます。

①ブランド認知度を高める

まずはブランド認知度の向上が挙げられます。

SNSにおいて、ユーザーが親しみを感じるブランドであることは意外と重要です。

Tシャツなどのグッズは、ユーザーが日常生活で身につけられるため、ブランドが一目で分かるロゴやデザインを通して自然と多くの人の目に触れることになります。

これにより、新しいユーザーに『X』というブランドをアピールし、既存のユーザーにも再認識してもらう効果が期待されます。

②グッズ販売で収益源を多様化できる

この『X』がTシャツ販売を始めた新しいビジネスモデルは収益源の多様化の意図もあると考えられます。

SNS企業は通常、広告収入が主な収益源となっていますが、広告収入は市場環境や広告主の予算によって左右されることが多く、安定性に欠けます。

そこで、Tシャツやその他のグッズ販売による直接的な売上は、Xにとっての新たな収益源となります。

特に、限定アイテムや季節ごとのデザインなどを展開することで、ユーザーの購買意欲を引き出し、グッズ販売だけでも収益が期待できるようになります。

これにより、広告以外の収益の柱を持つことができ、より持続可能なビジネスモデルが構築される可能性があります。

③ブランドイメージの刷新

以前「Twitter」という名前で親しまれていたこのSNSが「X」に変わったことで、ブランドの印象も大きく変わったと思います。

そもそも『X』という名前に変わったきっかけは、実業家の『イーロン・マスク』がTwitterを買収したからですね。

そして『X』の名前の由来はイーロン・マスク氏がXという文字を好んでいること、Xという文字には未来や確信を象徴する文字と捉えているからです。

グッズを通じて、ユーザーの頭の中に改めて『X』のブランドイメージを深く刻む効果が期待されています。

④エンゲージメント向上のため

SNS運営において、ユーザーエンゲージメントを高めることは非常に重要です。

XがTシャツなどのグッズを販売することは、ユーザーとの一体感やコミュニティ意識を高めるための施策の一つです。

グッズを購入することで、ユーザーはXというブランドの一員であるという感覚を得ることができ、日常の中でXのファンであることを表明することができます。

これによって、Xを利用したいと感じるユーザー層の拡大や、長期的なユーザー維持にもつながっていくでしょう。

⑤差別化戦略としてのグッズ展開

他のSNSもグッズ販売に乗り出していますが、『X』は独自のデザインや限定アイテムを通じて、唯一無二のブランド体験を提供し続けることができます。

特に、『X』はニュースや議論の場としての利用が活発であり、そのデザインやメッセージには『X』独自のコンセプトが反映されています。

これにより、ユーザーはTシャツを通じて『X』の独特な世界観を感じ取ることができるのです。

このようにして、グッズを通じてユーザーが『X』のビジョンに共感しやすくなり、さらなる支持を得ることができると考えられます。

X以外のSNSのグッズ

他のSNSもそれぞれのユーザー層に合わせたグッズを展開し、日常生活でも親しんでもらうためのアイテムを販売しています。

こうしたグッズ販売はSNS企業にとってのブランド強化や、ユーザーとのつながりを深める重要な手段の一つとなっています。

展開している他のSNSも公式グッズをご紹介します。

購入の仕方はわかりませんでした!

① Facebook(Meta)

FacebookやInstagramを運営するMetaも、公式グッズを過去に販売していました。

特に企業イベントやカンファレンスで配布された商品が多く、Tシャツ、ステッカー、キャップ、ノートなどのアイテムが一般向けや関係者向けに提供されました。

Instagramは特にカメラアイコンのグッズが人気で、インフルエンサー向けのアイテムやイベント限定のグッズもありました。

② Snapchat

Snapchatは、グッズ展開にも独自のアプローチを取ってきたSNSの一つです。

有名なのは「Snap Spectacles」と呼ばれるカメラ付きサングラスで、Snapchatのフィルター機能やビデオ撮影機能を連動させたデバイスとして登場しました。

このSpectaclesはSNS内の機能と関連するグッズの一例で、他のSNSにはないユニークな商品です。

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③YouTube

YouTubeはクリエイターが公式グッズを作れる「YouTube Merch」機能を提供しており、動画の視聴ページに関連商品を表示させることができます。

また、YouTube自身も「YouTube Playボタン」などの公式アイテムを展開しており、人気のクリエイターがYouTubeのロゴ入りグッズをプロモーションに使う場面も見られます。

④TikTok

TikTokも公式グッズを販売しており、Tシャツやキャップ、ステッカーなど、ブランドロゴをデザインに取り入れたシンプルでスタイリッシュなアイテムが多く見られます。

イベント会場やTikTokのスポンサーシップを行う大会などで配布されることが多いです。

また、TikTokは多くのブランドとコラボレーションしやすいプラットフォームでもあり、限定グッズやコラボアイテムがしばしば販売されています。

⑤Reddit

Redditも公式グッズを提供しており、ユーザーのコミュニティやカルチャーに応じたTシャツやマグカップなどのグッズが販売されています。

特にRedditのマスコット「Snoo」をフィーチャーしたグッズはファンに人気があり、コミュニティイベントやオンラインストアで販売されています。

最後に

『X』がこのタイミングでグッズ販売に参入した背景には、リブランディングや収益の多様化、そしてユーザーとの新たな結びつきを強めるというさまざまな狙いが込められています。

日常に『X』を取り入れることで、ユーザーがどのようにブランドと向き合うのか、これからの展開が楽しみですね!

国際輸送され日本ではどれくらいの人が着用するのかも楽しみです。

最後まで読んでいただきありがとうございました!

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